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ボッチャ体験に行ってきました!【東海学園大学コラボ記事】
ボッチャ体験に行ってきました!【東海学園大学コラボ記事】
今回は、aispo!Do!コラム特別記事として東海学園大学の学生の3人が、東京2020パラリンピックでも白熱の試合が繰り広げられた「ボッチャ」の体験会へ向かい、実際にやってみる中で感じたこと、思ったこと、競技の魅力を体験取材を通じて記事を書いてもらいました。
それでは、体験レポートをどうぞ!
関連資料
今回はパラリンピックの競技にもなっているボッチャを体験してきました。
ボッチャとは、ボールを使ったカーリングのような障害者スポーツです。
使用するものは、赤いボールと青いボールがそれぞれ6球ずつ、白いジャックボールが1球です。
ルールは、赤いボールを使用する選手が的となる白いジャックボールをコート内に投げ入れ、続いて、同じ選手が白いジャックボールに近づくように赤いボールを投げます。次に、青いボールを使用する選手がコート内に青いボールを投げ入れます。
以降、白いジャックボールから、より遠い位置にボールを投げた側が投げ、お互いが6球ずつ投げ終わった時点で1エンドが終了します。これを4エンド(チーム戦は6エンド)行い、ポイントの高い方の勝利となります。ポイントは、1エンド終了時に白いボールにより近くボールを投げた側の得点となり、その時、相手選手のボールの内、最も白いジャックボールに近いものよりも近いボールの数が得点に加算されます。
投げ方は自由で、滑り台のような道具(ランプ)を使い棒で押し出すようにプレイします。ランプの高さや角度でスピードの調整をすることができ、この時アシスタントさんがボールのセットなどを行います。試合中、アシスタントさんはコートを見ることが出来ず、全て選手が指示した通りにセットを行います。
長久手市の愛・地球博記念公園体育館で行われた体験会では、最初にパラリンピックで銀メダルを獲得した河本圭亮選手からの講演、ボッチャの説明、質疑応答がありました。河本選手の話からボッチャに対する情熱と大好きだという思いが伝わりました
その後、どのようにやるかを他の選手と共に実践で教えてくれました。「百聞は一見にしかず」ということわざの通り、言っていたことを聞いて、パワーポイントで拝見してわからなかったことも実践でやってもらってとてもわかりやすかったです。それに、選手の人達がゲームが始まる前にとても楽しそうにお話ししてましたが、競技が始まった時に表情が変わったことがとても印象的でした。
さて、説明も聞きましたので、いざ、実践!!
ボールの中身はお手玉のような感覚と重さで、デコポンぐらいの大きさです。なるべく地面と近い距離から転がすように投げるとしっかりと転がり、上から落とすように投げると減速しやすいです。振り子の要領でボールを投げると方向が安定しました。試合の時は、ボールの距離感が重要になっており、白いボールに近づけるために一点に集中するため、ものすごく目を使います。
投げ方によっても転がり方が変わって、下から転がすように投げると遠くに転がったり、上からフワッと投げるとあまり転がらず近くに落ちたりと投げ方だけでも色々な技術が必要であることがわかりました。
河本選手によるデモンストレーションの時のようにジャックボールにくっつけようと思っても、中々難しく予想外の方向へ行ったり、強く投げすぎて通り過ぎてしまったりと中々上手く決まらなかったです。改めて、あそこまで精密にボールを投げられる選手にすごいなということを感じました。
ボッチャは障害者スポーツとして現在は定着していますが、実際に体験してみて、針の穴に糸を通すような繊細な遊びで、うまく投げられた時はとても爽快感があります。障害のある方とプレイしても、互角の戦いとなる、いい試合が出来ました。このスポーツは障害者だけでなく、多くに人が一緒に楽しむことができるゲームだと感じました。
担当者 内藤大揮 原田伶苑 山本悠揮