コラム詳細

★御存じですか?★ 愛知県新体育館工事現場の隠れモニュメント

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★知っている人は知っている秘密の「隠れモニュメント」★

愛知国際アリーナ外観パース

名城公園北園で整備が進んでいる「愛知県新体育館」、その工事現場の外側に「隠れモニュメント」があることを御存じですか?

2月は節分のイメージ

 愛知県新体育館の工事現場は白い仮囲いに覆われていますが、その四隅は透明になっていて、中にはこっそりモニュメントが置かれています。
この不思議なモニュメント、誰がどんな目的で設置しているのか、施工者である前田建設さんにお話を伺ってみました。

関連資料

[担当のSさん(左側)と上司のOさん(右側)]

[担当のSさん(左側)と上司のOさん(右側)]

 

 モニュメント全体の管理を担当されている現場監督のSさん。入社5年目にして、首都圏から新体育館のために愛知県に派遣され、品質・コストや安全を管理する重要なポストを担う彼女にお話を伺いました。

――― 本日はよろしくお願いします。
 よろしくお願いします。

――― このモニュメントはどんな経緯で設置されたんですか?
 工事現場の仮囲いの角は死角が生まれて衝突事故が起こりやすくなるので、角を透明にすることで見通しを良くしています。その時に何も無いと寂しいので、飾りを作ってみました。

――― このモニュメントの制作者はどなたですか?
 実はこのモニュメントは季節ごとに作り替えていて、それぞれ制作者が違います。
 8月のアサガオは私(Sさん)と職人さんが協力して作りました。


題:『夏の暑さに涼しさを』

[題:『夏の暑さに涼しさを』]

 
 10月のモニュメントは事務所の女性陣で制作しました。


[題:ハロウィンナイト]

[題:ハロウィンナイト]

 
 12月のモニュメントは事務所の男性陣で制作しました。


[題:ハッピーメリークリスマス]

[題:ハッピーメリークリスマス]

 
 2月のモニュメントは、職長会(工事現場に参加する企業の代表者会)の環境委員会で作りました。これも制作者は男性ですね。


[題:鬼は外、福は内]

[題:鬼は外、福は内]

 
 4月のモニュメントは、現在(2月取材時点)制作中ですが、建設業の女性働き方改革を推進する「建設小町」のメンバーで制作しています。


―― 色々な方が関わっていて、それぞれ雰囲気が違う作品になっていますね。制作にあたり、工夫した点はありますか?

 地域の様々な方に楽しんでもらいたいので、小さい子の目線でも見えるように作っています。昔の工事現場と言えば3K(きつい、汚い、危険)でしたが、そんなイメージを工事現場の角から払拭していくために、季節感のある楽しい作品を目指しています。
 先日、犬の散歩をされている女性に「イイネ」と言っていただけたことがとても嬉しかったので、この展示を通して地域の方々と更に良いコミュニケーションを作っていきたいと思います。


 ―― 最後に、地域の方々に向けて、何かメッセージをいただけますか。

 いつも我々の工事に御理解をいただきありがとうございます。
 今後も、季節を追って新しい作品を更新していきますので、楽しみにしていてください。
 新体育館の工事現場だけでなく、他の工事現場の角にも色々な工夫があるので、もしよければちょっと立ち止まって注目してみていただけると、面白いかもしれません。
  
 ―― 現場監督のSさん、Oさんありがとうございました!!

 
 
◆    おわりに

今回ご紹介したモニュメントがある場所は・・・ここ!!


設置場所は工事現場の四隅

 名城公園駅近くの工事現場の仮囲いの四隅にそれぞれ設置してあります。
 4つのモニュメントは季節ごとに同じコンセプトで作られていますが、手作りなので少しずつ違っていて味があるかも。
 新体育館の整備工事は2025年3月まで続きますので、これからも工事現場の角に是非注目してください。


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